お盆に迎え火。

毎年、お盆の恒例行事の【迎え火】

毎年、お盆になるとオカンと一緒に【迎え火】をします。

もう、親父が亡くなってから9年になるんですね。

自分の30歳の誕生日の二日目に突然のことでしたからね。

あの時は衝撃的すぎて、ほんと何も考えられなかったことはよく覚えています。

あれから、ずいぶん自分の環境も変わっていますが、変わらず楽しく楽しい人に囲まれて過ごせていることは、親父に報告できるかなと思っています。

『理想の最後はテニスをしている時に死ぬことだわ(笑)』
と笑いながら言ってた親父が、まぁ年齢的には早すぎると思いますが、宣言通りテニスコートで倒れて、仲間に見守られながら亡くなったんだから、たぶん天国でもテニス三昧な日々を過ごしてんだろうなぁと勝手に思っています(笑)

最近はあんまり見たり感じたりってのがないんですが、自分でコントロールできなんですが、時々そういったものが見えたりする体質で、親父が亡くなった後にも不思議な体験は何度かしています。

あれはいつだったか、自分が仏間で寝ていたら、朝の5時くらいに家の玄関の扉が開く音がして、そのままドタバタという音で二階に人が走っていく音がしたんですよね。
二階に行くには仏間を横切らないといけないわけですが、一瞬だけれどその姿は亡くなった親父だったんですよね!

自分があっ!と気づいて、『ちょっと待って!』と声をかけたら、なんと戻ってきたんですよ親父(笑)

『ちょっと急いでんやけど』と言いながら。まぁ、待ってとは言ったけど本当に戻ってくるとは(笑)
でも、紛れもなく親父で本当に生身の人間でリアルすぎて混乱するほどでした。

お、おやじ・・・って思うと、もうその場で泣けてきて、そしたら親父は抱きしめてくれたんですよね。
『たっちゃん申し訳ねぇかったなぁ!でもありがとう!オカンにもそのこと伝えといてな!』と。

そして
『そうそう時間がないのよ!今日はちゃんとしたんに着替えなアカンからな!後は頼んだっ!』

とよくわからない言葉を残し、そのまま二階に駆け上がっていき、二階でタンスが開く音がして少しゴソゴソしたかと思うと、そのままいつもの何もない静寂な朝5時に戻りました。

ほんと一瞬のこと、一言二言だったかもしれないけれど、少しだけコミュニケーションが取れたんですよね。
オカンをすぐさま叩き起こして、その事情を話をしました。

そして、着替えるって一体なんやろ?と話すと、親父が亡くなって初めて、ずっと近寄ることを恐れてた、親父が倒れたテニスコートに家族みんなで行って供養しようという日やったんですよね。

下手に律儀かっ!

・・・まぁ親父そういうところあったなと(笑)

いっつもこのお盆が来ると思い出してしまうエピソード。

なんの能力なのかわかりませんし、変なものも見えて嫌な経験もよくありましたが、親父が見えたことや、お盆になったら時々今まで飼っていた亡くなったワンコさんも一瞬ですが見かけたりします。
庭をウロウロしてるかと思ったら、う◯こし始めたの見たのは爆笑でしたけれど、まぁあってよかった能力なのかなとも思っています(笑)