雑誌なんかに書かれている注目株なんかに安易に飛びつくと痛い目に合うよ!

投資初心者の落とし穴

私自身が時間を切り売りしてお金を得る方法以外に投資という方法でお金を得る方法があると知り、まずは何もわからない私は近所のTSUTAYAさんに行き、マネー雑誌をいくつか読んでみることにしました。

私が23歳の時に投資と出会ったきっかけはこちら

初めてマネー雑誌を読んだ感想は、なんの知識もないまま読んだので理解できる部分は非常に少なかったのですが、あるところで目が止まります。

・今が旬の銘柄
・今ならまだ間に合う最後のチャンス注目銘柄!
・爆上げ銘柄

・・・みたいな、とてもキャッチな言葉で書かれている記事がありました。

さらに50万円の株が、半年後には100万円、1年後には200万円になると書かれてあったのです。

『本が書いてあるってことは間違いない!これはやばいっ早くしなきゃ!』
投資をしているともちろん早くできるなら早く増やしたいという気持ちもあるでしょうし、当時の私も切羽詰まった環境でしたから一刻も早く脱出したい気持ちが、その言葉に煽られ、ある1社に全財産をつぎ込むことになったのです。

資産が爆上げするはずが・・・

当時の年収は300万円もなかったと思います。
でも一年後にはこの投資によって、肉体労働で稼ぎ出すよりも大きな収入を私は得ることができるのかと思うと興奮していたと思います。
まぁ〜しかし人生というのはすごいもんで、こんな夢をたった1日しか見させてもらえなかったのです。

というのも次の日からまさかの3連ストップ安!

*ストップ安とは・・・

ストップ高とは、前日の終値に対して値幅制限いっぱいまで株価が上がることをいいます。逆に、ストップ安とは、前日の終値に対して値幅制限いっぱいまで株価が下がることをいいます。
ストップ高・ストップ安は、急激な株価の変動により投資家に不測の大きな損害や混乱を与えないために設けられています。

引用:SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集 ストップ高・ストップ安

投資している人はこの意味わかると思うんですが
ある意味すごい奇跡・・・というか地獄です(笑)

底なしに落ちていく株価。しかも値幅制限がかかるということは、すごい勢いで下がっている株の損失がこれ以上拡大しないために『損切り』と言って、通常ならば損をしてでも売り切ってしまうんですが、それがストップ安の時には基本できません。
できることは『遠い目をしながらモニターを眺める』だけ。
しかもそれが3日続くと、もう出口の見えないトンネルと同じでどこまでこの株価は下がるのか予測不能ですので寝ることも出来ません。

私のビギナーズラックという言葉はどこに行ってしまったんでしょう。

一ヶ月半で資産は半分以下になってしまいました。

また嘘か誠か陰謀論なんてあったりもしますよね。
どこかの金融機関が売りそびれたものが、そういったところに掲載されているんじゃないのかとか色々・・・。

まぁそんなこと関係ないとして、やはり旬だとか、トレンドだとか今しかないみたいなのって本当はちょっとおかしいんですよ。

投資もモノも同じで、いいものは基本的に長期的にいいものです。
例えば、ヴィトンのバック今が買いだといって一ヶ月後に買ったら、めっちゃ品質が落ちてるってことはないでしょう。

全く旬がないとも言いませんが、このチャンスを逃してはいけない!みたいに煽るものは、旬が過ぎれば終わる短期的傾向にあります。みんながそう思う時というのは、もうピークであって高値で投資をさせられる事になる可能性は高いと思いますので、注目株なんていう甘い言葉には、特に投資初心者の方は安易に飛びつかない方がいいでしょうね!

みなさんはぜひとも私みたいに調子に乗せられて失敗しないように素敵な投資ライフを送っていただけたらと思っています♪