書評:お金がどんどん増える「長期投資」で幸せになろう
お金がどんどん増える「長期投資」で幸せになろう
こちらはお師匠さんからプレゼントしていただいた本の2冊目のタイトルですね!
1冊目の書評はこちら
お師匠さんに本をプレゼントしていただいた時の記事はこちら
貯金ゼロでも始められる
投資は多くの人が、大きなお金が必要だと思っているんだけれどそうではない。
例えば株式投資であれば、ざっくり一つの銘柄を購入するのに20〜30万円くらい。
さらに分散をしようと思うとやっぱり100万円くらい最低でも株式投資をしようと思えば用意していた方がいいと思います。
ただファンドであればだいたい1万円程度から、海外であっても数万円程度から積み立てることができます。
時間をかけて積み立てていくことにより、リスクを軽減しながら資産を増やすことができるんですね。
ただ金融庁も発表しましたが、日本には5000種類ほど金融商品がある中、まともなものは1%程度しかないということろです。
ほとんどが短期的な投資をしており、本格的な長期投資とはかけ離れた運用をしてしまっています。
日本の金融商品のほとんどは金融機関が手数料を儲けるためのものに成り下がっており、そんなものをまともに買ってしまっては資産形成とは程遠いものになってしまうのです。
私が海外投資をするようになった理由はそこにあります。
さわかみ投信のように哲学を持ち、しっかりとお客さんの資産を増やし続けられている投資信託は日本ではごくわずかです。
さわかみ投信がなぜ成績をあげられるのか?
個人的な意見ですが、さわかみ投信がなぜ他の金融機関と違ってこれだけ成績を長きに渡ってあげてこられたかを考えてみますが、これはまず哲学!
私も本当に哲学の大切さを教えていただいて今があると思っている、この哲学です。
・運用哲学がしっかりとしている。(美意識を持っている)
・徹底した長期投資
・お客さんにしっかりと投資哲学が浸透している
・前向きで明るく元気なスタッフ
・しっかりとした哲学を持ちながらも柔軟性がある考え方ができること
私ははっきり感じるのですが、一般的な金融機関と直販の金融機関のセミナーに行ってみると全く違う雰囲気ですからおもしろいですよ♪びっくりするくらい業務的なのと、参加者に寄り添っているセミナーの違いをみなさんも感じることができると思います。
国の政策が本当に正しいのか?
澤上さんいわく、国の政策が本当に時代と合っているものなのか?とおっしゃっています。
日本はとっくに成熟経済になっているのに、いまだに高度成長期の頃の政策発想から抜け出せていないと。
金利を引き下げ、資金を大量に供給すれば、企業は設備投資をなどを活発にするという考えがそれなんですよね。
今の時代、モノの需要が減っているので、そこで設備投資によって、下手に生産能力をあげてしまうことは企業にとってみれば過剰設備でしかなく身動きが取れなくなってしまうということです。
時代が変わってるのに、やってることは一昔前。こんなことをやってはとんでもない将来が待っています。
なんだか金利がつかないのに、昔のイメージで未だに貯金しかしないという行為に似ていますよね。
何も考えずにいれば、ここに引っ張られるので、自分で考え、行動する必要があります。
澤上さんは金利を正常化することが経済をよくするポイントだと言っています。
この超低金利政策が消費者主導の産業構造へのシフトにブレーキをかけ続けていること。
お金が増えないからまた使うことができず、預貯金に回ってしまうという悪循環が続いているんですね。
本によれば、みんなが自分の資産の1%を寄付すれば1.7%の経済成長を即座にしてしまうわけです。
3%になればこんな経済大国が5%の成長をしてしまうほどの資産を国民は持っていますし、これをしたら一発で経済は好景気に沸くことになります。
日本の個人預貯金マネーは世界最大の眠れる資源だということを日本人は忘れてはダメなんですよね!
そう考えると将来の日本を良くするのも、悪くするのも自分の行動次第なんですよね。
私はやっぱり良くしたいから、投資を通じて経済にお金を流して、また得られたリターンもしっかり使っていきたいと思っています!
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