お金や投資の話を相談する人を間違えちゃダメよ! 〜親・親族〜

投資を始めるにあたり最初につまずくアドバイス

みなさん投資や資産形成を今から始めようと思うと、一体誰に相談するでしょうか?

私は株式投資をこれから始めるという時、一番最初は母親に話しをしました。

すると返ってきた言葉は
「あんたそんな楽して儲けようみたいなこと考えちゃダメよ!そんなこと止めなさい!ろくな人間にならないわよ!」

と強く反対され、真っ向から否定されました。
(現在、誰よりも母親が投資をしてるのはかなり笑えます(笑))

私はやると決めたら、けっこう頑固なのと、精神論でしかないなと、こちらが止めるに納得できるものはなかったので、意見を押し切って進めちゃいましたが、けっこう親に反対されることが投資を一歩踏み出すことの壁になっている人は多いですよね。

また私は就職した時の初任給についても、この初めてもらう大きなお金に戸惑い、どうしていいかを母親に話すと、
「使わず貯金しておきなさい!」
これがアドバイスです。

このアドバイスを私が聞き続けていたならば、私は今のようなライフスタイルには100%なっていないし、未だにブラック企業の従業員として拘束されているか、心を病んで病院送りにされていたんじゃないでしょうか?

私の親世代は銀行に金利がついていた時代を生きていました。
なので気持ちはわかります。その印象がそれからアップロードされずにそのまま生きてしまったのでしょう。
そういう方がすごく多いんだと思います。

もうそんな40年近く前とは環境がまるっきり違うので、行動も本当は変えなきゃいけないわけです。

10億円以上、資産を持っている人の子供への教育。

私自身、何度か『10億円以上資産をお持ちの方を対象としたセミナー』をさせていただいたことがあります。
まぁいわゆる富裕層という人たちですね。

そして、その方々の家にお邪魔させていただき、家族みなさんに対してお金についてのヒアリングをさせていただきました。
その時やっぱり、家族みなさんお金に対する知識レベルが高いんですよね。

そしておもしろいのが、一般的に言われていることと、まったく逆のことばかり家庭で話しをしています。

貯金や預金の方こそ何も考えてないやつがやることだ。

と、ある家庭では子供に教育していました。みなさん食卓でもお金の話をガンガンとして意見を出し合っていましたし、最近の時代の流れやそういったニュースに対しそれぞれの意見を出していました。なんか全然違う世界を見せてもらいました。

ニュースなどに流れたからといってその情報を鵜呑みにすることもなく、家族でそれぞれの考えを出して議論するんです。そこもちょっと一般の人と違う気がします。
普通の人は、こうニュースで言われているんだからそうなんだというのが大半の意見ではないでしょうか?

せっかくの個別相談も・・・

これうまくいかない人の典型例。
最後にこの言葉をいう人でうまくいっている人を見たことはないですね。
それは

「今日はありがとうございました!それでは親に相談してみようと思います!

正直、この言葉が一番ガクッとなります。
もちろん双方ですることを確認する意味合いならばこれはすごく大切なことですし、それは多いに推奨します!
ただ、そういう意味ではなく、ここで話しをしてるのは親を最後の専門家という立ち位置にしている人のことです。
こういう人は相談をしている中で時々いらっしゃいます。

そして親のほとんどの人がお金について無知であり、まったく素人でしょう。
親がいうことが正しいというのもまた日本の保守的文化かなと思います。
最終的に自分で考えられない人間が今後、環境変化の激しい世の中で、うまくいくことは極めて低いだろうなぁと感じるのです。

親が代わりになって今後を生きてくれるわけでも、ずっと養ってくれるわけではありません。
自分の人生です。自分で判断できるレベルにならないといけませんし、誰が一番真剣に考えないといけないかというのは自分自身です。親ではありません。
ぜひ自分で考える力という教養をこれから投資を始める人にはつけてもらいたいなと思います。